次に、実際の弦張力とダイヤルゲージ治具を使い、張力によるネックの反りへの影響を補正します。その後、独自設計のCNC 装置でサドルを精密に切削し、目標の弦高に仕上げます。
– ビビりの有無は相対的なもので、演奏者の弾き方、弦の種類、演奏環境によって異なります。
– 環境要因の中では、湿度が特に大きく影響します。湿度が高すぎると弦高が上がって弾き心地が悪化し、低すぎると木材の乾燥、ひび割れ、変形、弦高低下によるビビりにつながる可能性があります。
– トラスロッドの調整は、相対湿度 40~60%の環境で行ってください。第 6 弦の第 1フレットと第 14フレットを同時に押さえ、中間位置を軽くたたいたとき、弦とフレットの間に紙 1 枚程度の隙間がある状態が目安です。
– ヘッドを外側に向け、サウンドホールから内部を見ながら調整レンチを差し込みます。左(反時計回り)に回すと弦高が上がり、右(時計回り)に回すと弦高が下がります。
– 高湿度の状態で調整しても改善しない場合は、弦を緩め、ギターをケースに入れて乾燥剤を使用してください。周囲の湿度が正常に戻ってから、再び弦を張ってください。
PLEK PROは、ギターメーカーの生産工程向けに開発されたPLEKシステムです。フレットを高精度で加工できるだけでなく、品質管理や研究開発にも活用でき、生産データベースの蓄積にも役立ちます。
一般的なPLEKシステムと比べ、 PLEK PROは処理速度と作業効率に優れ、連続生産能力も強化されています。
PLEK PROは柔軟なモジュール交換機構を備えているため、異なるギターモデルへの治具変更を短時間で容易に行えます。
PLEK PROのスキャン結果は可視化され、研究開発用データとして蓄積できます。たとえば、トラスロッドの調整量とネックの反りの変化との定量的な関係を研究できます。また、湿度による木材変形への影響、接着工程、木材の安定性、ギターの組立工程についても、より深い分析が可能になります。
PLEK PROを活用すれば、材料欠陥の影響、製造工程上の問題、返品の原因なども、より詳細に分析できます。可視化されたフィードバックは、ワークフロー全体の最適化と生産工程の連続性向上に役立ち、将来の比較に使用できる定量データも保存します。これらのデータは、今後の製品および工程改善の指針となります。